報酬とは、被保険者が労働の対償として事業主から受けるものは賃金、給料、俸給、手当等いかなる名
称であっても原則としてすべて報酬となります。
また、通貨で支給されるもののほか、現物により支給される食事、住宅、通勤定期券等も報酬に含まれ
ます。
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被保険者が納める保険料や保険給付(傷病手当金・出産手当金など)の計算は、被保険者が事業主から
労働の対償として実際に受ける報酬(給与)を基礎にした標準報酬で決められており、標準報酬は47
等級に分かれています。
現物で報酬が支払われる場合には、地方社会保険事務局長が定める標準価額に基づき通貨に換算するこ
とになります。

1.食事の給与
  
食事の給与とは、事業主が被保険者に社員食堂などで現物としての食事を支給した場合をいい、標
  準価額によって通貨に換算して報酬に算入します。
  しかし、事業主がその必要経費の一部を被保険者から徴収するときは標準価額と徴収する金額との
  差額だけを報酬として算入することになり、徴収する金額が標準価額の2/3以上であれば、現物
  支給はないものとして取扱うことになります。

2.住宅の給与
  住宅の給与とは、事業主が労働の対償として被保険者に住宅等を提供している場合をいい、標準価
  額によって通貨に換算して報酬に算入します。しかし、事業主がその使用料の一部を被保険者から
  徴収する場合には標準価額とその徴収額との差額を現物給与として取扱うことになります。

3.その他の給与
  その他の給与とは、事業主が労働の対償として被保険者に被服や自社製品等を支給した場合をいい
  ます。
  食事・住宅以外の現物給与がある場合は、標準価額(時価)によって通貨に換算して報酬に算入す
  ることになります。
  また、通勤費を通貨によらず、定期券や回数券などで支給した場合は、いずれも現物給与として取
  扱われますので、その金額を報酬として算入することになります。
  金銭で支給されるもの 現物で支給されるもの
報酬となるもの 基本給(月給、週給、日給など)、家族手当、
住宅手当、通勤手当、食事手当、役付手当、
職階手当、早出手当、残業手当、皆勤手当、
能率手当、生産手当、休業手当、宿日直手当、
年4回以上支給の賞与など
食事、食券、社宅、
独身寮、通勤定期券、
回数券など
報酬とならないもの 解雇予告手当、退職手当、結婚祝金、災害見舞金、
病気見舞金、年金、恩給、健康保険の傷病手当金、
労災保険の休業補償給付金、家賃、預金利子、地代、
出張旅費など
事務服、作業服など
(注)年3回までの賞与等支払については、「賞与等に係る保険料について」を参照して下さい。